(もっと詳しく)胎教について
人類は早産。だからこそ
胎教の効果で、まっさきに指摘されていることは、おなかの赤ちゃんの脳への刺激です。
人間の脳については、「人類早産説」という興味深い論があります。それは、「人は大きな脳ゆえに、身体が完成するまで出産が遅れると、産道からの脱出は不可能になる。そのため脳がまだ未熟なうちに早産として生まれる。」という主張です。
この説でも指摘しているように、他の動物に比べるとずばぬけて大きいのが人間の脳です。この人間の脳には細胞がぎっしり詰まっていますが、もともとは一個の小さな小さな細胞が細胞分裂を繰り返すことによって、妊娠中に一四〇億個の脳細胞ができあがります。
人間の脳細胞(神経細胞)のほとんどは、このおなかの中にいるときに形成されます。
それを考えると、胎内での発育が赤ちゃんにとっていかに重要であるかがわかります。
胎教が細胞や回路を飛躍的に増加させる
おなかの赤ちゃんは、じつはさまざまな刺激を受けて生活しています。
まず、母体から大動脈の音、胎盤雑音の音、臍帯雑音の音、羊水が動く音など、さまざまな音による刺激を受けます。
さらに、お母さんの声や外界のいろいろな音を聞きます。
また、わずかに子宮へ差し込む光を感じたり、お母さんの感情の変化によるホルモン変動が胎盤を通じて伝えられることもあります。
こうしたさまざまな刺激のすべてが、赤ちゃんの脳細胞の発達に役立つわけではありません。
脳細胞の発達には、それに適した「適度な刺激」が必要だといいます。
その、脳の回路作りをより活発にするもっとも適した刺激が、家庭保育園の胎教システムなのです。
胎談による胎内刺激によって、赤ちゃんの脳細胞の回路は活発に増殖されていくと同時に、この刺激を持続的に与えることによって、赤ちゃんの脳は「学習」することも覚えていくからなのです。
赤ちゃんはおなかの中での生活を記憶している
胎内記憶の研究をしているノートルダム清心女子大学の濱野恵一教授と山口美穂研究員が得た情報によると、四歳の男の子に「おなかの中にいたとき、何をしていたの?」と聞いたら、「海の中で船に乗ってたよ。ときどき船がひっくりかえって溺れそうになったことがある」と答えたそうです。
羊水の中の生活をユーモラス表現した、ほほえましくも興味深い記録ですね。
こうした胎内記憶は、たいてい二歳半くらい、遅くても五歳ごろまでには消えてしまうといわれています。
しかし、おなかの中で胎教を受け、お母さんやお父さんと楽しくコミュニケーションをとったというその記憶は、赤ちゃんの潜在意識の中に幸せな記憶として必ず残り、その子どもの性格形成や親との関係にいい影響を与えるはずです。
だからこそ、妊娠中の胎教の重要性をよく認識し、おなかの赤ちゃんとのコミュニケーションを大事にして、強い絆を築いていただきたいと思います。
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